Speee DEVELOPER BLOG

Speee開発陣による技術情報発信ブログです。 メディア開発・運用、スマートフォンアプリ開発、Webマーケティング、アドテクなどで培った技術ノウハウを発信していきます!

継続的なプロダクト開発のための失敗しないライブラリの選び方

遅めの梅雨入りでやっと蒸し暑くなってきました昨今、いかがお過ごしでしょうか。 DX事業本部で開発基盤エンジニアをやっております、@k_bigwheelこと西田和史です。 さて、Speeeでもそろそろ来年度入社の新卒エンジニアの入社前アルバイトが始まっているの…

Kubernetesが実現した「インフラ設計不要のHA(High Availability)」というパラダイムシフト

お疲れさまです、DX事業本部開発基盤グループでSREをしています西田(@k.bigwheel)です。 3/31にDX事業本部はEC2ベースのサービスがなくなり全システムがKubernetes基盤へ移行しました。エンジニア向けのJenkinsやRedashといったシステムも廃止したりKubernet…

何度転生しても受けたい異世界インターンの話 ~Speee 23卒エンジニアサマーインターン~

こんにちは! 新卒エンジニア採用担当のせりーぬです。 23卒学生のみなさん、この夏のインターンはもう決まりましたか?? Speeeでは何度転生しても受けたい、みなさんの秘めた才能を開花させる、とっておきの異世界インターンを開催します~!! このブログ…

SpeeeでのOSS活動事例をご紹介します

こんにちは。2020年9月にSpeeeにジョインしたデジタルトランスフォーメーション(DX)事業本部エンジニアの石井です。 先日、新入社員向けOSSイントロダクションでSpeeeのOSS活動がどのように行われているのかクリアコードの須藤さんから紹介していただきまし…

新入社員向けOSSイントロダクション

Speeeの新入社員向けOSSイントロダクション (この記事および記事中で使用している画像のライセンスはCC BY-SA 4.0です。原著作者名は須藤功平です。) SpeeeのOSS活動をサポートしているクリアコードの須藤です。2016年からいろいろな形でサポートしてきま…

良いSRE(Site Reliability Engineer)、悪いSRE

お疲れ様です、2週間前に思いついた自作キーボードがさっき完成したSREの西田(k.bigwheel)です。 初めて自分で設計したキーボードが完成!名前はuni48にしました #自作キーボード pic.twitter.com/wFxz6DoVvn— k.bigwheel⌨️️ SREエンジニア@Speee株式会社 (@…

MemoryView: Ruby 3.0 から導入される数値配列のライブラリ間共有のための仕組み

Ruby コミッターの村田です。Ruby 3.0 に組み込まれる実験的な新機能を作ったので解説します。 新機能は MemoryView と名付けられました。これは C などで書かれる拡張ライブラリ向けの機能です。メモリ上の、型が均一で同一サイズの要素から構成される配列 …

GoのAthena用database/sqlドライバーをOSSでリリースした話

この記事はGo3 Advent Calendar 2020の22日目です。 こんにちは、Speeeでサーバーサイドエンジニアをしている@muroon01です。SpeeeではUZOUという広告配信プラットフォームの開発をしています。 今回はGoでAthenaにアクセスするOSSを開発しましたのでそちら…

オフィスで活きる自作キーボードのメリットと自作せずにそれを実現する方法

お疲れ様です!最近はどのIT企業にも1人はいる自作キーボードおじさんのSREエンジニア西田(@k_bigwheel)です。 先日自作キーボードに興味のある隣のチームのSくんと話していたところ、自作キーボードは思っていた以上に会社で使うメリットが多いことに気づき…

Athenaを使ったデータ処理基盤の設計

こんにちは。UZOUのプロダクト開発をしているエンジニアの@kanga333です。 UZOUでは広告データの集計の一部にAmazon Athenaを採用しています。 この記事ではUZOUにおけるAthenaを使ったデータ処理基盤の設計について紹介したいと思います。 全体構成 データ…

reg-suit によるビジュアルリグレッションテストで Rails アプリの CSS 改善サイクルが回り始めた話

「[おうちの語り部](https://ouchi-ktrb.jp/)((不動産売却経験者による不動産会社のレビューサイトです))」というプロダクトに、ビジュアルリグレッションテストを導入して、CSS の改善サイクルが回り始めた話を紹介します。

Speee DX事業本部を支えるSaaS (Software as a Service)

デジタルトランスフォーメーション(DX)事業本部 開発基盤グループのSREエンジニア 西田(@k_bigwheel)です。 主にDX事業本部内のインフラの構築運用と、SREとして監視・インフラ改善・SLO設定・障害対応訓練などをやっています。 Speeeでは開発を支えるための…

jsx-slack が v2 になりました: 注目の更新点をご紹介します

プロジェクト推進室の服部 (yhatt) です。2019年3月より継続的にメンテナンスを行なっている Speee のオープンソースライブラリ、 jsx-slack (@speee-js/jsx-slack) の公開から1年が経過し、2020 年4月にメジャーアップデート jsx-slack v2 のリリースを迎え…

モブ・プログラミングを3ヶ月ほどやってみて見えてきたメリット/デメリット

2019年11月に,外壁塗装業者紹介サービス「ヌリカエ」の開発チームにjoinした竹井です。 ヌリカエ開発チームにjoinしてからほぼすぐにモブ・プログラミング (以下,モブプロ) を行ってきました。 モブプロを3ヶ月ほど経験したので,自分なりに見えてきたモブ…

DX事業本部のプロダクト開発プロセス(現在進行系)

デジタルトランスフォーメーション事業本部でプロダクトマネージャーをしています、渡邊です。本日はデジタルトランスフォーメーション事業本部(以下、DX事業本部)のプロダクト開発プロセスについてご紹介します。 取り組み中の内容も多く、あくまでも現時…

AWS re:Invent 2019 に参加してきました Vol.2

この記事はSpeee Advent Calendar 2019の18日目の記事ですが、公開が25日になってしました。メリークリスマス! SpeeeでUZOUというプロダクトを開発しているエンジニアの@kanga333です。好きなAWSサービスは Amazon Athenaです。最近はAWS Configも好きです…

AWS re:Invent 2019 に参加してきました

この記事はSpeee Advent Calendar 2019の15日目です。遅刻ですね ‍♀️ こんにちは、開発基盤ユニットの田頭です。 好きなAWSのサービスは AWS CodeBuild と Amazon Aurora です。いつかどこかで Amazon Aurora Serverless を使ってみたいと企んでいますが、未…

ヘルスケア事業部での0→1フェーズのプロダクト開発

はじめに この記事は、Speee Advent Calendar 2019の12月24日分です。 ヘルスケア事業部のエンジニアとして、10月にジョインした鈴木と申します。 僕が所属している、ヘルスケア事業部のプロダクト開発の進め方を紹介できたらと思います。 Speeeのヘルスケア…

Microsoft Ignite 2019へ参加してきました

この記事は、Speee Advent Calendar 2019の12月17日分です。 Speee開発部開発基盤ユニット 兼 セキュリティ推進室の @iogi です。 約1ヶ月前でだいぶ遅くなりましたが、先日、フロリダで開催された Microsoft Ignite 2019 に参加してきたので、なぜ参加した…

ヌリカエコラム記事の PageSpeed Insights のスコアを 3 倍改善するまでの過程と振り返り

こんにちは、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業本部のエンジニアの中嶋です。 概要 ヌリカエコラム記事の Pagespeed Insights のモバイルスコアを、20 点台から 65 点まで改善した過程と振り返りについて紹介します。 ヌリカエコラム記事 ヌリカエ…

実践 jsx-slack: jsx-slack + Bolt で Slack のモーダルを自在に操ろう

プロジェクト推進室の服部 (yhatt) です。2019年2月より公開している、Slack Block Kit のメッセージをメンテナブルにする jsx-slack について、10月までに新たに追加された機能や改善点をお伝えすると共に、Slack が提供する公式フレームワーク Bolt による…

Zabbix環境でなるべく手軽にアプリケーション監視を行う方法

SpeeeのDX事業本部にて、業務委託のエンジニアとしてお手伝いしている id:ayemos です。今回はSpeeeにおいて実践したアプリケーション監視の話をします。 アプリケーション監視とは メトリクスの収集による監視とは例えば、特定のEC2インスタンスのルートデ…

Blackhat USA 2019/ DEF CON 27

参加レポート(概要編) セキュリティ担当の後藤です。 はじめに 米国ラスベガスで情報セキュリティカンファレンス、Blackhat USA(8/3~8/8)とDEF CON 27(8/9~8/11)が開催された。 筆者は最新の情報セキュリティの動向をとらえ、当社のセキュリティ施策…

OKR運用を1年間やりきって見えた成功と失敗のふりかえり

デジタルトランスフォーメーション(DX)事業本部でPMをしています、渡邊です。 1年ぐらいOKRを運用し続けていろいろ経験できたので、失敗パターンの紹介とうまくいったケースの工夫した点について紹介します。 OKRを始めて見たけど、運用がしっくりこないと…

The story of Marp Next: 次世代の Marp への取り組み

この記事は Marp 公式ブログの記事をベースに、意訳と一部加筆・修正を行ったものです。現在オープンソースで開発に取り組んでいる、次世代の Marp、通称 Marp Next への取り組みについてお伝えします。0 から完全に書き直された Marp Next は、複数のモジュ…

Cloud Runを用いたIDaaSのID情報更新システム

こんにちは。開発基盤ユニットの森岡 (@selmertsx) です。Speeeでは全社的なセキュリティの向上として、社員のアクセス管理にIDaaS(Identity as a service)を導入しています。このブログではIDaaS導入の背景と、Cloud Runを用いたIDaaSへのID情報反映の自動…

AWS re:Inforce 2019に参加してきました

こんにちは。Speee 開発基盤ユニット 兼 セキュリティ推進室 エンジニアの @iogi です。 6月25日、26日の2日間、ボストンで開催された AWS re:Inforce に参加してきました。 reinforce.awsevents.com AWS re:Inforce とは セキュリティに特化したAWSのイベン…

「たのしい開発がたくさん生まれるKaigi」を作ったRubyKaigi 2019

こんにちは。 エンジニア人事のせりーぬです。 みなさんRubyKaigiおつかれさまでした。 疲労maxでやっと頭が今日から稼働しているため執筆がおそくなってしまいました。 さて、RubyKaigi 2019でCafeスポンサーをやってきたわけですが、今回はスポンサーの一…

Slack Block Kit のメッセージをよりメンテナブルにする jsx-slack のご紹介

プロジェクト推進室の服部 (@yhatt) です。先月より、弊社によるオープンソースライブラリとして、Slack Block Kit のメッセージをよりメンテナブルにする jsx-slack を公開しています。JSX を使用して、React のような書き心地で Block Kit JSON を構築でき…

RubyKaigi 2019: Reducing ActiveRecord memory consumption using Apache Arrow

開発部R&Dユニット所属の村田です。フルタイム Ruby コミッターをやっています。とうとう明日から RubyKaigi 2019 が始まりますね。 RubyKaigi 2019 では、私は発表者として 3日目の15:20より登壇します。タイトルは「Reducing ActiveRecord memory consumpt…