※この記事は、Speee Advent Calendar21日目の記事です。 昨日の記事はこちら tech.speee.jp
みなさんこんにちは。イエウール事業部マーケティング推進チームの八重樫です。
2021年4月に新卒で入社し、現在は2プロダクトのプロモーション領域を担当しております。
正直、入社してからこの半年は、挫折の連続でした。
この記事では、ベンチャーに新卒で入社したサンプル1として、この半年を通して得た学びや気づきを棚卸しし、近況報告も兼ねて赤裸々に語っていきたいと思います。
特に以下のような方々にとって参考になる部分があれば嬉しいです。
- 今年の4月にベンチャー入社を控えている22卒内定者
- 全国で頑張っている21卒同期
何でもできる → 何にもできない
学生時代の自分は、何でも一人でできると思っていました。
具体的な取り組み云々は割愛しますが、それらの経験を武器に、就活でもほぼ落選することなく無事に終えることができました。
そんな自信を持って入社しましたが、入社後は何も結果が出せずにしばらく時間が経ちました。
入社時に任せていただいた半期のミッションは未達。
僕が所属していることで何かが良くなっている実感がまるでありませんでした。
そんな中、学生時代に仲の良かった友人たちが、Facebook等で
「入社初月、初受注しました!」「MVPとして表彰されました」
と投稿しているのを見ると、余計に焦りに駆られました。
あの時同じ時間を過ごしていたのに、どこでそんなに差がついたのかと感じておりました。
紆余曲折の末、手段にこだわりがなくなった
焦れば焦るほど視野狭窄になり、以前よりも独りよがりで自己満足なアウトプットを出すようになりました。
そうなればもちろん成果も出ず、困ってもヘルプを出さないので、周囲の先輩方としてもとても扱いにくい存在だったと今では思います。
また物事を長い目で捉えることができていなかったため、目の前の数値が改善していなければ、全てが駄目だと自分を追い込んでいました。
このままいくと何も上手くいかないままだ。
ただこれまで全部一人でやろうとしてできなかったならこれからもきっと一緒。
だとしたらできないことはできないと認め、周囲の先輩方に助けていただきながら進めていくのが一番得策なのではと考えました。
言い換えれば、これまで散々できないことにぶつかったため、つまらないプライドがなくなり、成果を出すための手段にこだわりがなくなりました。
開き直ってみると、これまでと比較できないほど上手く回り
少しずつ成果も出始めてきて、かなり手ごたえが出るようになっていました。
今年、この流れの中で学んだことは以下の二つです。
- 仕事は全て自分一人でやる必要はない、むしろ一人でやることを期待されていない
- 持続的に働き続けるために、スタンスと健康が重要である
以下から具体的に書いていきたいと思います。
ひとつ目:全て自分一人でやる必要はない
一個目の学びは、全て自分一人でやる必要はないと気付けたことです。
そもそも自分一人で進めることを誰も求めてないと思います。
仮に全部一人で完結させる必要があるなら、現在の自分に介在価値はありません。
なぜなら、現在担当している広告運用やCVR改善なら僕より秀でている人は五万といます。
極論、そこだけ切り取った上で得意な人に渡せば、短期的には結果が出ると思います。
ただ、事実そうなっていないのは何故なのか。
それは、仕事に必要なのは能力やスキルだけではないからです。
仮に仕事においてスキルしか必要でないなら、
ポテンシャルを測る新卒採用の仕組み自体が存在しないはずです。
ふたつ目:新卒に必要なのは、スタンスと健康だ
この記事で一番伝えたいことでもありますが、二個目の学びは、持続的に活躍するために必要なのは、スタンスと健康しかないことです。
成果を出す上で「これさえできれば問題なし」といった虎の巻的なものは存在しません。
つまり、具体的に〇〇ができるといったハード面だけでなく、その人自身の人間力といったソフト面も仕事をする上では等しく重要だと思います。
誤解を恐れずに言うなら、学生時代に頑張ったこと自体に意味はありません。
学生時代に通用したことは得てして、
- 学生である、といったプレミアムにより求められる水準が相対的に低い
- 価値提供の対象が同じ学生であり、やるやらないによる経験値の差が大きい
の二つにほとんどの場合区分されると考えております。
※学生時代の自分は、どちらにも当てはまっていました
そのため、スキル云々で突破しようとすると
- 学生から社会人に変わり、求められる水準が高まる
- 価値提供の対象が広がり、戦闘力の高いビジネスマンと同じ土俵で戦う必要がある
ため、かなり分の悪い勝負をする必要があります。
もちろん、何かをやり切った経験は自信に繋がりますし、その後の人生をより良くするために必要なことだと思います。
ただ、おそらく自らの能力の低さに辟易し、精神的にかなり厳しいことになります。
ここで重要なのは、表題の通り
- これまでの戦い方に縛られず、柔軟に態度変容できるスタンス
- 持続的に働き続けることができる、身体的・精神的な健康
だけだと思っています。
良かったことを良かったと認め、改善すべきところは固執せずに素直に変える。
そして、ドロップアウトしないために心身ともに健康に暮らす。
これさえできていれば、遅かれ早かれ結果も付いてくると思いますし、その結果、自分自身の理想に対しても近づいていけるのではないかと感じています。
今後こうしていきたい話
偉そうなことを書いてしまいましたが、自分自身も足りていない部分が多くあります。
それでも、入社時の自分と比較すれば良くなった部分も同様に多くあります。
自分の場合は理想が高いあまり、できていない部分に目がいくため、できるようになった部分をメタ認知することで走り続けることができています。
同じように、これから入社する学生の方も全国で頑張っている同期の方も、自分の特性を理解し、自分に合った働き方を模索してみてください。
あとがき:大学時代、こんなこと書いていた
これは余談ですが、今回記事を執筆する上で、学生時代の記事を振り返っていたのですが、ほぼ同じ内容を書いていました。 www.yaegac.com
変わるきっかけになったのは、そこで結果が出なかったから。 どれだけやっても結果がついてこない。それどころか周りに抜かされる。
むしろ周りに流されていただけで、そもそも向いてなかったのかもしれない。
だからぼくは安定を捨てることにした。そこで戦っても勝てないから。
書きぶりがポエム調であることはさておき。
過去に通用していた技が通用しなくなり、その度に自分自身を見つめ直し、あるべき姿に変容していくのは昔から何も変わっていないと気づいたのは大きな収穫です。
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