※この記事は採用広報 Advent Calendar 202114日目の記事です。
公開が遅くなってしまいすみません、、、!🙏
Speeeでアウトプットをいい感じにやっていこうぜ~活動をしている菅沢です。 元々ほぼ更新できていなかったTechブログや外部登壇などの発信活動を9月から頑張っています。
まだ開始から3ヶ月目と挑戦中ではありますが、
- 9月~12月で約50記事(アドベントカレンダー含む)公開
- 100はてブ以上のアウトプットが3つ
- うち1つは300はてブを超え、2017年のSpeee最高記録262はてブを更新
- イベント登壇 5回
- ブログ経由での面談がすでに約5件発生
と割といい走り出しができたのではないかな、と思っています。
かなり怒涛の3ヶ月だったので、自分でも振り返りをして再現性をもたせていきたいと考えているため、AdventCalendarの機会を借りてさせていただこうと思います。
採用広報なんでTechブログから始めた?
本題に入る前に、いろいろな手段がある中でどういうモチベーションで、Techブログを頑張っているのかということに少し触れさせてください。
正直なところ採用広報をしていこう!と考えたときに、色々な手段がある中でどこから始めようかなと迷いました。
- イベントでの登壇
- スポンサー活動
- Techブログでの発信
- PR系媒体への掲載や取材依頼、、、etc
広報!というくらいなので、 わかりやすい「スポンサー活動」や「PR系媒体への掲載や取材依頼」から動きたい気持ちも正直あったのですが、 以下の理由から、Techブログや、その延長でのイベントでの登壇に現在は注力しています。
- スポンサーなどで認知を得たとしても、詳しいこと知りたいなと思ったときに、手軽にSpeeeのことを知れないと情報の受け取り手の体験として悪い(し、そんな状態で採用につながると思えない)
- マーケットから見たときの自分たちの強みを知らないと、どういった方向性でコストを投下してPR活動をするのかが定まらない
要は、サービス全体の体験が設計されていないのに、広告費を投下してしまう、みたいな状況にしたくなかったという話です。
元々チーム全体で採用を進める文化があったため、いわゆるなペルソナ設定や訴求の設計は一定できていると考え、 まずは最小コストでアウトプットを出して、反応を元に注力していく方向性を定めたいと考え、Techブログに注力することを決めました。
※もちろん、ペルソナや訴求設計についてもまだまだやりきれる余地はあると思っています。
まずは小さく始める
まずは最小コストでアウトプットを出して、反応を元に注力していく方向性を定めたいと考え、Techブログに注力することを決めました。
にもある通り、まずはできるだけコストを抑え走り出していきたいと考えていました。
ここでのコストは、
- お金
- 工数
- 心理的取り組みコスト
の3つを考えています。
要は、お金も手間もかからなくて、さくっと取り組めるものから始めたいという状態です。
そこでまずは、以下を大きく2本柱として取り組むことにしました。
- すでに社内向けにあるコンテンツの2次加工
- カジュアル面談などでよく話している内容、など何度も話している内容のコンテンツ化
それぞれ、
- お金
- 外部に新たに発注するわけではないので、新規で発生しない
- 工数
- 既存のコンテンツや、外部向けに数回話している内容であれば、構成ができているため1から考えなくていいという点で、工数が相対的に小さい
- 心理的取り組みコスト
- 外部向けに何度も話している内容をコンテンツ化することで、同じ説明を何度もしなくてよくなるし、候補者の方からしても事前に読めたりするので候補者体験としてもよいというお得イメージが湧くので相対的に低い
というように考えたためです。
実際に走り始めてみて、 ブログを執筆しリリースするのは一定心理的/工数的ハードルがあり、こういった書きやすかったり、書きたいとシンプルに思えるものから開始するのがとても大事だな、と振り返って思っています。
実際執筆してみると、難しかったという話は、以下のブログにまとめています💁
プロダクト開発のノウハウを使っていい感じにブログを書く技術 - Speee DEVELOPER BLOG
大きい取り組みを仕込む
小さくブログを書き出すのと併行して、イベントへの登壇など実施するにカロリーが高いがインパクトも一定高いと考えられる取り組みを仕込みます。
今回は
などを狙って仕込んでいました。
そもそも自分たちのことを社外の方にまだまだ知ってもらえていないため独自で発信をしても、情報を届けられる範囲が限定的になってしまうと考えていました。 そうなると発信1つ1つの反応も自ずと小さくなり、
まずは最小コストでアウトプットを出して、反応を元に注力していく方向性を定めたい
という当初の目的を達成できない可能性が高くなります。
そこで、できるだけ多くの方に見ていただける場所で発信をする必要があり、イベントでの登壇を意思決定しました。
要は、事業やプロダクトの施策と同じく、大通りに施策を投下するということをしたかったという話です。
結果的に、上記の2つのイベントに加えて200~300人の参加登録のあるイベントでの登壇の機会をいただけたりと、想定していたよりも多くの登壇することができました。
そうして、ポジティブもネガティブもいろいろな反応を得ることができ、目的を達成できる状態になりました。
イベントに関わってくださったすべての方に感謝です🙏ありがとうございます!
モメンタムを産み出す
ここまでの話は、一般的に考えたり論理的に考えたらそれなりに思いつきそうな作戦だと思います。
結局、それを「絵に書いた餅」にしないこと、徹底して実行する、継続して実行する、というのが難しいポイントですよね、、、、!
私も、Techブログ運営や広報活動で一番大事なのは、現場のメンバーと一緒に実行をやりきれるか?持続できるか?という点だと考え、この数ヶ月の活動の中で一番重要視していたのが、モメンタムを生み出すことでした。
モメンタムとは、
“Startup survives on momentum” (スタートアップはモメンタムによって生き延びる) とは Y Combinator の Sam Altman による、MIT の講演での発言です(日本語版要約)。ここでのモメンタムは「勢い」と訳せるでしょうか。
シンプルに「この取り組みイケるぞ、!という空気をつくる」と捉えていました。
Techブログはじめ発信活動はすぐに採用成果などわかりやすい成果に繋がりづらく、持続する体力がなくなることで、実行水準が下がり、結果的に成果に結実されない、 というバットシナリオにしたくないなと考えていたため、とにかくここに注力しました🔥
モメンタムを産み出すために重要なのが以下のつだと考え、それぞれに対してアクションを行っていきました。
- わかりやすく高い成果が出ている状態
- アウトプットに成果を常に感じられる状態にする
- アウトプットのリズムをつくる
- 自分が一番の当事者になる
ここでの成果は、 ブログを出しているというアウトプットではなく、ブログごとに設定しているゴール を達成できているのか?という点を意図しています。
具体的には、Twitterやはてブのコメントによって確認したり、 1つのわかりやすい指標としてはてブ数やRT数などTwitterでの反応されている量を確認することで、質・量の両面から見ています。 あくまで「採用できたよ!」のような成果を意味していないことをご留意ください。
わかりやすく高い成果が出ている状態
Speeeにははてブで100ブクマを超えると、豪華ランチにいけるという制度があります。
- アウトプットをしてそれが多くの人の役に立つと美味しいご飯が食べれる
というシンプルで非常にわかりやすくいい制度なのですが、制度はあるものの、約3年半実際に制度が利用されていませんでした。
制度としての認知は一定有りながら、対象になるアウトプットが出ていなかったという背景です。
今回は、この制度をそのまま利用し3年半ぶりに制度を活用する事例をつくるぞ!という気持ちも込めて、制度自体には手を加えずそのまま採用しました! より該当者が出やすいようにすることも考えたのですが、
「3年半ぶりに該当者がでたぞ!」という状況をつくることがモメンタムを生み出すと考え、そのまま採用するに至りました。
結果、
10月に3年半ぶりに制度を使うことができ、
12月にも+2人の越境者(100ブクマを超えるアウトプットを生み出した者)が生まれ、合計3人の制度活用事例を生み出せました!
そのうち1件は300ブクマを超え、Speeeの過去最高ブクマ数だった262ブクマを大きく更新する事ができました!🎉
どのようにそういったアウトプットを出していったのかはこれと言って特別な工夫はしておらず、
普段から業務の中で行っていることをアウトプットしたというのが事実でして、日々高水準に業務を行ってくれているチームには感謝してもしきれません🙏
いしいさんの登壇おつかれ&スライド100はてブ超え&わたしのkaigi on Rails 運営おつかれ会として大場さんにお寿司ご馳走してもらいました☺️🍣
— ゆっけ@Speeeのものづくり組織採用の人 (@ykksg728) 2021年11月2日
いえーい🙌 pic.twitter.com/j0njTXiJky
アウトプットによる成果を常に感じられる状態にする
プロダクト開発と同じくリリースしたものがどのように受け取り手の役に立てたのか?という点を素早くフィードバックし、
ブログを書くことでちゃんと成果につながった!という体感をできる状態をつくりました。
具体的には、
- TwitterのRTや引用をSlackに垂れ流す
- 記事をリリース前の記事レビューの際に具体的なレビューだけでなく感想も伝える(元々広報担当の方がそのレベルで手厚くやってくれていた)
結果、レビューのタイミングや、リリース後にSlackで以下の画像の用にワイワイできる空気が生まれ、アウトプットした執筆者が「アウトプットしてみてよかった!楽しい!」と感じられる状態にできたかなと思っています。
アウトプットのリズムをつくる
スクラムチームでプロダクト開発をしていた際に、
Sprintの中で開発のリズムをつくることで、タイミングタイミングで集中するべき対象に集中できるという点がすごくいいなと思っていました。
もちろんいまも実際に執筆するメンバーは各チームでスクラム開発をしていてリズムを持っています。
そこにいきなりブログを書くという、ある意味「異物」が入ってくることで、彼らがリズムを取りづらくなるのは嫌だなと思い、
毎週1回1時間の「ブログ合宿」という時間を確保し、執筆してもらうメンバーはその時間に一緒にもくもくブログを書く、という新しいリズムをつくることにしました。
また、ブログをつくるというプロセスを分解して進めることで、毎週1回でもすこしずつ進めやすいようにできたのが良かったと感じています。
自分が一番の当事者になる
最後に、自分が一番の当事者になるということをとにかく大事にしました。
具体的には、私自身もブログの執筆や登壇活動を行いました。 また、ブログを執筆するメンバーのレビューの際には、ただレビューするのではなく、一緒にどうしたら届けたい相手に届けたい内容を届けられるかを考えたりしました。
これは、シンプルに「ブログ書いてほしい!」とか「登壇してきてほしい!」とメンバーにお願いをするときに、「実際に実行する大変さ」をわかった上でお願いしたかったからです。 頑張って執筆しているメンバーの傍らで管理表みたいなものとにらめっこしているより、一緒に泥にまみれて苦労もしたいし、なにより楽しみたいと思ってました。
そういう雰囲気のチームからモメンタムは生まれると思っています。(理屈はわかりません。経験則としてそう私が考えているという話です)
まとめ
つらつらと書いてしまってまとまりのない記事になってしまいました、、、、🙏 しかし、Techブログの取り組みをうまくいかせるためには銀の弾丸はなく、いろいろな取組が絡み合っていい結果を生み出すと思っているので、 それを表現できたかなというとこで良しとしたいと思います!笑
いまの取り組みをブームで終わらせず、文化にしていくためにアウトプットを楽しく続けていきたいと思います! 🤟
お決まりの
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