※この記事は、Speee Advent Calendar8日目の記事です。 昨日の記事はこちら
Speeeでアウトプットをいい感じにやっていこうぜ~活動をしている菅沢です。 AdventCalendarの出番は2回目です!!!
昨日よりバイトリーダーならぬ、
— ゆっけ@Speeeのものづくり組織採用の人 (@ykksg728) 2021年12月3日
ブログリーダーになりました
シフトの空いた穴を埋めるように、ブログの穴を埋めていこうと思います https://t.co/bOdg75KEFQ
この記事では、
プロダクトを作るようにブログを書くとすごく書きやすいし、アウトプットすることに自信が持てるよ
というお話をします。
9月からアウトプットをいい感じにやっていこうぜ~!という取り組みを推進していて、自分でも記事を書くのはもちろん、かれこれ30~40記事ほど作成のサポートをしています。
その中で、ブログを書くことになったメンバー(私含め)は
- 書き始めてみたが、執筆が思ったよりすすまない
- 書き始めるハードルが思ったより高い
という課題に遭遇することが多く、どうにか工夫して乗り越えられてきているかも!という状態なので、 自分の学びの棚卸しとして、そして、私と同じようにTechBlogの作成を推進していて同じような課題を感じている方々に役立てたらいいな、という気持ちで記事を書くことにしました!
目次
ブログ作成で難しいのは、執筆そのものよりゴール設定
当時の状況
TechBlogをだしていこう!という気持ちはみんなあるものの、ブログを実際に書くのは私含め初めてのメンバーも多く、以下のような課題に困っていました。
- 書き始めて見たが、執筆が思ったよりすすまない
- 書き始めるハードルが思ったより高い
実際に自分でも書いてみると、めちゃくちゃわかるんですよね。 たとえ書き始めたとしても何を書けばいいんだっけ?と途中で止まってしまうこともあり、書き進めることの難しさを感じました。
ゴール設定が難しい
やってみてわかったのは、ブログを作成するという一連のプロセスの中で、実は実際に文章を作成する部分はそこまで難しくないということでした。 それよりも、
- 要は、誰向けの何を書いてる記事なんだっけ?(who/what)
- 誰がこの記事を見たら得をするんだっけ?(アウトカムの定義)
というゴール設定の方が難しいと感じています。
そして、上記が決まらないと章立てや文章の構成といった設計部分が進めづらいという状況が発生します。
なぜなら、ゴールが決まってないため、章立ての良さや悪さを感覚的に判断するしかないためです。
おそらく、ブログを作成する中で、「筆が乗らないな、、、」とか「何度も書き直してる、、、」というときはだいたい、このゴール設定がふわっとしている状態で作成してしまっていることが要因だと思っています。
そして体に染み付いたプロダクト開発とつながる
この現象ってプロダクト開発でも起きませんか?
- どんなユーザーにどういう価値提供するかしっくり来てないのにとりあえず実装し始めて、もやもやしながら実装してて辛い
- 同じくな状況で、作ってみたけどなんだか違う気がして再設計したくなる
みたいな状況に似てませんか?
そうなんです。似てるんです(無理やりw)
つまり、ブログもプロダクトなんですね!!!!!!
それであれば、プロダクト開発をしている中で活用しているノウハウや考え方をうまく活用できそうです。
ブログを作るというプロセスを分解してみる
ブログをとりあえず書いてみる!という立ち向かい方だと辛くなる可能性が高いことがわかったので、プロセスを分解し、1つ1つ進めていけるようにします。
- ブログを作る
- ゴール設定
- 誰向けの、要はなにを書くのかを決める(Who/What)
- それは読み手にどういう得があるのかを決める(アウトカム)
- 設計
- ゴールを前提にどういう章立てで伝えるのが良いかを設計する
- 実装
- 実際に文章を執筆する
- ゴール設定
以上のように分解できます。
- まずはゴールを設定する
- ゴールに合わせて、章立てや構成を設計する
- 設計に合わせて実装する
- とはいえ、見通しが完璧ではないので、作成しながら1つ上段のプロセスに立ち戻って軌道を修正していく
という、向き合い方ができそうです。
プロダクトを作るようにブログを作っていく
結論、Speeeでは現在は以下のようなプロセスでブログを作成しています。
各プロセスでレビューを入れることで、曖昧な状態で次のプロセスに進んでしまわないようにしています。
また、迷ったときには手前のプロセスへ戻り一貫性を確認したり、必要に応じてすでに決めたものでもアップデートしながら進めます。
重要なのは、一貫性をキープすることだと考えています。
※執筆慣れしているメンバーは上記のプロセスに必要に応じて乗ってもらっています。
ゴール設定
まずは、記事のゴールを設定します。ここで言うゴールは以下を指します。
- ゴール設定
- 誰向けの、要はなにを書くのかを決める(Who/What)
- それは読み手にどういう得があるのかを決める(アウトカム)
例えば、ある記事だと以下のようなゴール設定になっています。
■誰向けの、要はなにを書くのかを決める(Who/What) ・TechBlogをはじめとしたアウトプットを頑張ろうとしているけど始められていない人や ・特に社内のブログを書いてほしいメンバー向けの ・最初の一歩を踏み出すきっかけ ■それは読み手にどういう得があるのかを決める(アウトカム) ・踏み出す上での懸念点がシュッっと整理されて動き出せる
実は、上記のゴールを作る前は、「TechBlogを書くと採用に効くので頑張ろう!」というテーマで書き始めていたんですが、
書いている中で、ブログを書くことと採用を無理くり紐付けることが目的化してしまっており、筆が進まなくなったので、
一旦足を止めて上記のようにゴールを設定し直しました。
設計
ゴールが決まったら次は設計です。 前項で決めたゴールを実現するためにどういう章立てや流れの文章であるのが良さそうかを考えます。
先程のゴール設定から以下のような設計を考えました。
・アウトプットを頑張っていこう、まずは動き出そうぜ、という話 ・アウトプットを頑張りたい理由を明確にする ・採用!でも遠い ・採用とアウトプットの関係を明確にする ・いい記事も大事、続けることが一番大事 ・個人にとってもアウトプットをすることはおすすめ ・そもそもアウトプットをすることは個人の能力開発にもなる ・大事なことはまず始めること ・まずは走り出して考えよ! ・RTやFBシェア、いいね!とかとの付き合い方 ・アウトプットにはリスペクトを ・SNSはパーソナルスペースなので、記事を薦めるかどうかは個人の判断、押し付けたくないし、期待しすぎたくない
設計上重要視したのは、
踏み出す上での懸念点がシュッっと整理されて動き出せる
というのがメイン部分のため、そこから設計をすることでした。
故に、
・アウトプットを頑張っていこう、まずは動き出そうぜ、という話
・アウトプットを頑張りたい理由を明確にする
・採用!でも遠い
・採用とアウトプットの関係を明確にする
・いい記事も大事、続けることが一番大事
・個人にとってもアウトプットをすることはおすすめ
・そもそもアウトプットをすることは個人の能力開発にもなる
・大事なことはまず始めること
・まずは走り出して考えよ!
という部分から記事がスタートしていて、走り出そうぜ!という話をしています。
その上で、走り続けていく上で、「記事を出したのに社内がシェアしてくれない」などの期待値のギャップで続けられなくなるリスクに対して
・RTやFBシェア、いいね!とかとの付き合い方
・アウトプットにはリスペクトを
・SNSはパーソナルスペースなので、記事を薦めるかどうかは個人の判断、押し付けたくないし、期待しすぎたくない
という要素を入れています。
先にこの章立てのアウトラインを決めてから具体の話を作成していくことで、
各章ごとに書くべきことが明確になるため迷わず筆を進めることができるようになっています。
実装
実際に執筆します。
執筆する中で、迷いが生じたら前項までで整理できた
- ゴール設定
- 設計
をベースに整理をします。
局部的に修正すると全体の流れがおかしくなったりすることもあるので、上から下を必要に応じて行ったり来たりして一貫性を確認しながら、執筆します。
執筆者自身も最初の設計からすべてを見通せているわけではないので、作成しながら見えてくる部分もあるため作成しながら見通しを良くしていきます。
そして、完成した記事がこちら
実際どうなのか?
プロセスを多く踏んでいるので、文章でまとめると手間が増えているように感じますが、
大きな手戻りや、執筆時に迷いがある状態で文章を漫然と書き連ねていくよりも総合的には生産性高く作成できた気がします。
プロダクト開発と同じく、一貫性を確認しながら作成をすすめていくことで方法性が間違ってないと感じながら進むのは大事ですね!
また、完成状態ではなく、各プロセスでレビューをしてもらうことで、
- 自分が言語化しきれてない部分を整理できる
- 「いい話!」「このブログ楽しみ」という感想が自分の執筆のガソリンになる
という点が非常にいい点でした!
最後にお決まりの!!!
Speeeでは、不動産やリフォーム、介護領域とやや渋めの領域でプロダクトを展開していて、
どういう風にプロダクトが使われるのかを、プロダクトの創り手がイメージしづらい領域だからこそ、今回のブログ作成で活用したような、
プロダクトを使ってくれるユーザーにとってどのように価値があるのか?という点についての対話や、プロダクト全体での価値提供の一貫性を確認しながら進めていくスタイルで開発を進めています!
- 小さなチームで一緒に共通言語を創りながらプロダクト開発していきたい方
- 技術も好きだけど、ユーザーの課題を理解したりすることがもっと好きで、自分でヒアリング行っちゃいたいです!な方
は楽しく働ける場所だと思います!💁
Speeeでは一緒にプロダクトを推進してくれる仲間を大募集しています!
様々なポジションで募集中なので、「どんなポジションがあるの?」と気になってくれてた方は、こちらチェックしてみてください!もちろんオープンポジション的に上記に限らず積極採用中です!!!
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