Speee DEVELOPER BLOG

Speee開発陣による技術情報発信ブログです。 メディア開発・運用、スマートフォンアプリ開発、Webマーケティング、アドテクなどで培った技術ノウハウを発信していきます!

事業をもっと速く大きく推進するための巻き込みとカルチャー浸透

こんにちは、株式会社Speeeのイエウール事業部でプロダクトマネージャーをしている酒井(@ryo-touch)です。
本記事はpmconf主催のプロダクトマネージャー Advent Calendar 2023の5日目の記事です。


この1年で他部署の方とプロジェクトを進める機会が増えていて、他部署への巻き込み力を高めることによってもっと速く大きく事業を推進できることに気づきました。同時に、カルチャーの土台があることによって強い巻き込みができている、という気づきもあります。


この記事は、そんな気付きを振り返りながらいつも近くで一緒に仕事をしている方々に感謝を伝える記事です。

携わっている事業 / 役割について

現在イエウール事業部のなかの新規事業ユニットでプロダクトマネージャーをしてます。
不動産会社さんの営業プロセスを変革して、家を売りたいユーザの体験をより良くするようなDXソリューションプロダクトを複数企画しています。
イエウールでのプロダクトマネージャーとしての役割は、去年ブログにまとめているので合わせて読んでいただけると嬉しいです。
tech.speee.jp


チーム体制としては、イエウール事業部の中で事業ごとにユニットを分割しており、事業ユニットの中にマーケや営業、Ops、プロダクトチームが配置されていて、ユニット一つでスタートアップのような体制で事業開発を行っています。

事業ユニットと管理部の簡易チーム体制図
事業ユニットと管理部の簡易チーム体制図

巻き込み力を高めることによって、もっと速く大きく事業を推進できる

事業ユニット全体でチーム人数を増やしており、ぼく自身もプロダクトリリースに向けて管理部の方々を巻き込んで進めることが増えています。そのような状況で事業を速く拡大・向上させるためには、周囲を巻き込む力を向上させる必要があると考えました。
これは日常的に密接に協力しているプロダクトチームに対してだけでなく、営業チームやOpsチーム、管理部の方々にも影響を与えることが求められます。


実際にうまくいっていると思う一例として、セキュリティ推進室と行なっているリスク対策の進め方が良いと感じています。
PdMとリードエンジニアがセキュリティ推進室と月次で定例MTGを開催しており、ざっくりこのようなアジェンダで会話しています。

  • 先月話したことをおさらいする・先月のネクストアクションについて話す
  • 直近の開発状況について共有し、脆弱性診断時期を検討する
  • 今後の開発物を目的背景をセットで説明し、事業 / 開発上の懸念点を相談する
  • ネクストアクションを設定する

やはりMTGをしていると、今後の開発物の実現方法について「こうしたい」という事業側のスタンスと「その方法はリスクが高いため別の方法を検討したい」というセキュリティ推進室のスタンスがぶつかることがあります。こういうとき、事業側のやりたいことの目的を理解してもらいつつお互いの立場から「こういう方法はどうか」のアイディアを出し合って着地点を決めるようにしています。
管理部の方々はただNOと突き返すのではなく、事業としてやりたい目的を理解しようとし、専門的な観点でリスクを洗い出して一つひとつリスクの対策方法を一緒に模索してくれています。事業推進とリスク管理という利害相反しやすい構図があるなかで、こうやって協力して最善の選択肢を取れることは最高だなと思いながらMTGをしています。
こういった運用をして1年ほど経ちますが、一緒に仕事させてもらっていて本当に心強いです。

カルチャーの土台があることによって強い巻き込みができる

上記のような動きは、カルチャーという土台が容易にさせていると考えています。


Speeeには働く社員の共通の価値観として15あるカルチャーがあり1、例えばそのひとつに「他部署への尊重、感謝」というものがあります。


他部署への尊重、感謝

他部署の存在のおかげで、自部署の業務が成り立つ。私たちは得られる情報や経験の差を認識し、理解を深め、協力しあえる組織である。


管理部の方々と「目的を理解してもらい課題の解法を互いの立場から考え抜く」ことができるのは、こういったカルチャーが土台になっているからではないかと感じています。
そして、組織のカルチャーが土台にあるからこそ、それが当たり前になる力学に逆らって「他部署への尊重、感謝」を意識するようにしています。大前提、普段から感謝はしているのですが、ふと「こうして協力してもらえるのはカルチャーが浸透している恩恵ではないか?」と頻繁に感じています。

おわりに

改めて、ぼくらには多方面に関係者がいて、ぼくらの事業 / プロダクトは彼ら彼女らの支えや協働によって成り立っています。
自分の中で「巻き込む」ということは、事業づくりの仲間にしていくことだと考えるようになりました。そして、それを容易にしている土壌にはカルチャーという価値観があり、より一層大事にしていきたいと思います。


いつも近くで一緒に仕事をしている方々、本当にありがとうございます!


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