※この記事は、Speee Advent Calendar10日目の記事です。 昨日の記事はこちら
こんにちは、DX 事業本部 エンジニアの 宮平 です。
Speee Advent Calendar 10日目を担当することになり、この機会に、Speeeに入って学び確立した「日々の業務で大切にしていること」について振り返っていきたいと思います。
2019年4月当時、フロントエンドエンジニア歴1年と経験が浅い中、業務委託としてjoinしました。
イエウールのエントリーフォーム改善(EFO)を担当し、施策のフロント実装をしていました。
当時は、開発環境のファイルを理解しながら実装を進めることに必死で、
要件通りに実装すること!レビューを無事に通ること!リリース期日の死守!が業務の目的になっていました。
実装する要件だけではなく、実装する目的を理解したい
どういうことか
- ユーザーに届けたい情報も、ずらっとテキストを並べただけでは読まれない
- ユーザーにとって価値のある情報も届けられていないということになる
- 逆に、ユーザーの邪魔になる様な表示方法は避けたい
- 邪魔になって離脱させてしまうとそもそも価値のある内容を届けられない
- デバイスやブラウザ、申し込みFormに訪れた時間帯やサービスを利用する意向度によってもユーザーの受け取り方が変化し、与える印象も異なる
施策結果の振り返りをする際に、上記の様なことを学び、
目的を理解し実装することで、ユーザーに影響する価値の深度が変わるということに気づきました。
[ 気づき変化したこと ] EFOチームが追う目標により貢献していきたい → 目標の先の目的って? → サービスやプロダクトを通して、ユーザーの課題解決ができることや、付加価値提供をし続ける
このような学びの多いSpeeeで、当事者意識を持って「開発者としてどうエンドユーザに関わることができるのか」を考えて日々の業務に取り組みたいと思い、2021年6月に正社員入社しました。
具体的な変化
エントリーフォーム改善(EFO)を行う中での行動の変化
before | after |
---|---|
開発要件を確認する | ・開発目的を確認、不明点は質問するなどして理解する・開発要件を確認する |
要件通りに実装後、ソースコードをできるだけ綺麗に整理する | ・ユーザーの受ける印象を考えて実装する ※届けたいことを確実に伝えるために、ユーザーが「ちゃんと読めるか」という視点を持つ ・ソースコードをできるだけ綺麗に整理する |
実装要件は満たせているかという観点で動作確認をする | ・実装要件は満たせているか + 客観的な視点で動作確認をする |
ブラウザ毎の表示を確認する | ・ブラウザ毎の表示に加えて、デバイス毎の表示で確認する ※改行が発生する位置や※フォントサイズによる印象の違いを考える ・開発目的を達成する角度を高めるために、気づいたことをチームへ共有する ・ユーザーへの影響を考えて、要件に懸念点がある場合は変更案をプランナーへ相談する ・変更案の実装キャプチャと理由を共有する |
プランナーのイメージ通りに実装できているかを確認依頼する | 開発目的は達成できそうか、ユーザーに届ける価値が最大化された状態かを確認依頼する |
ユーザーに伝わるかどうかを意識して確認、提案した際のキャプチャ ↑上記は開発途中のため一部内容に誤りがあります
結果どうなったか
- 実装後の手戻りが格段に減った!
- 目的を理解して実装を始めることで、開発者から質問が上がり、プランナーへの確認や修正を早い段階で行える
- ユーザー理解が大切という共通認識がチームに定着!チームの結束力も増した!
- 集計データや、市場の課題についてなど、プランナーとエンジニア間での情報共有が活発に行われる様になった
- 情報量の格差が小さくなり、プランナーとエンジニアが同じ目的に向かって議論できている
- 目的に対する議論ができることで、開発内容の質や開発スピードが向上!
- 開発後のユーザーの反応を早く知りたい、付加価値を提供できる内容は早く届けたいという意識で行動を選択できるようになった
- ユーザーへ価値提供できているという自信が持てるようになった!
- ユーザー起点の議論で要件を詰めた施策は、リリース後に良い反応を得られることが増えた
まとめ
ユーザーの受ける印象を考えて作業をすることは、Speeeに入って学び、今後も続けていきたいと考えています。
実装する人という小さな枠に捉われず、開発目的を理解した上で実装設計や環境整備を行えるように、技術面でも成長していきたいと思います。
今回振り返って文字に起こしたことで、無意識に実行できるようになった学びを改めて把握できました。それにより自分やチームの変化を感じ、これからの自信にも繋がりました。引き続き「開発者としてどうエンドユーザに関わることができるのか」というテーマを掲げ、具体的に業務に落とし込めるよう、チームやDX事業本部のみなさんと意見交換をしながら良いプロダクトを作って行きたいです。
おまけ
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