Ruby 2.6.0-preview3 がリリースされましたね 🎉 秒速@284km と申します。
先日 RubyWorld Conference 2018 に行ってきました。僕は今回が初参加で、松江に行くのも初めてでした。初めてづくしです。
Speee OSS Days
Speee は今年も Ruby スポンサーとして参加しました。1 日目のスポンサーセッションでは、Speee で行っている OSS Days について発表しました。
OSS Days について興味のある方は過去に書いた記事もありますのでどうぞ。
発表では Speee の事業説明を含めて紹介しましたが、僕にとって事業説明をするのは初めての機会でした。 Speee は何をやっている会社なのか分かりづらい。とはよく言われますし、僕自身も入社前はよく分かっていなかったという事実がありましたから、今回は分かりやすく事業内容を伝える。ということにも挑戦してみました。 結果としては、株式会社エス・エム・エスの諸橋さんが後に焼き肉を食べながら、発表内容を聞いて Speee が何をやっているか分かった。と言ってくれたので、初挑戦の今回としては成功と言ってよいのではないでしょうか...!! なんにせよ、こういう声をかけて頂けるとうれしいですね。ありがとうございました。
Speee のことが気になる方には、公開されているものではこちらの資料が分かりやすいかもしれません。
https://docs.wixstatic.com/ugd/3cf3e6_0fd3afeb16bd4cb584a1cd821ad32367.pdf
発表の中ではわりと自由に、僕自身がどう考えているか。ということをメインに話しました。スライドの最後の方では、"Speee のプログラマとして僕が言うこと" と題していくつか箇条書きで書いています。 これらは僕自身の考えなのですが、Speee の OSS Days の活動方針とも一致しています。だから自分の率直な考えを、Speee のプログラマーという立場で発言することが現在できています。そのことを僕は嬉しく思っていますし、なにかを判断する速度だったり、次のアクションを起こすまでの速度も、余計なことを考えなくて良いわけなので速やかに実行することができます。
僕がこうして最近の活動を出来ているのは、Ruby でコードを書いてきたからですという話をしました。そして Speee では Ruby で書かれた多くのサービスが稼働しています。だから、僕個人としてずっと思っていた Ruby に対する感謝の気持ちと、Speee は Ruby に感謝していますという 2 つのことを表現したくて、そういうことを考えていたら上の写真(スライド最後の 1 枚) のようになりました。言葉にすることが出来てよかったです。 (なおこの写真は mrkn さんが撮ってくれたものですが、もの凄くカッコよく撮ってくれて気に入っています)
一方で感謝のみでは何も起きないので、行動するということは大事です。Speee が Ruby スポンサーとして参加している理由というのもあって、これは Ruby の発展と活性化への貢献を目的とした行動のひとつなんですね。Speee ではカンファレンス参加の支援をしていて、今回も旅費を会社が全額出していたり、OSS Days の取り組みもそうですが、これらは個々の行動を支援するものとなっています。そして僕個人の行動はコードを書く。ということです。
発表の中でも述べましたが、もし同じ様な考えで活動している / 活動したい。と考えている方がいたら是非一緒にやりましょう。いつでも声をかけて頂けたら嬉しいです。そして一緒にコードを書きましょう。
特に印象に残った言葉
発表内容は公開されている動画で見ることができますので説明しませんが、これらの言葉からは全て、覚悟を感じました。
- 古橋貞之さん (Rubyによるデータ分析・活用)
- 学び終わってから作る」は不可能。「学びながら作る」「学ぶために作る」
- k0kubun さん
- 私が Ruby でたくさん活動をしている理由
- Ruby をやっていると毎日が楽しいから
- Ruby を最大限楽しむには
- 自分が欲しいものを作る
- かっこいいと思うことをする
- 承認されることをやる
- 私が Ruby でたくさん活動をしている理由
- 羽角さん (RubyによるIoTデバイス制御)
- なによりも重要なことは対象となるビジネスを理解すること
- 酒の醸造過程を理解することが酒そのものを理解する
- 酒そのものを理解するために、来る日も来る日も酒を飲む
- 酒の醸造過程を理解することが酒そのものを理解する
- 自分で出来ないことがなんなのか分かっていない。出来ないことはいっぱいあると思うんですけど、
- 見えていることなら出来るようになると思うので、見えていないことについて語れない
- なによりも重要なことは対象となるビジネスを理解すること
お茶が美味しかったです 🍵
お茶席ではRubyをイメージした松江の和菓子とお抹茶を無料でお召し上がりいただけます。どうぞお楽しみください。 #rubyworld pic.twitter.com/p7MHdR8MLe
— RubyWorld Conference (@RubyWorldConf) 2018年11月1日
【 宣伝 !!! 】
11/16 開催の JuliaTokyo #9 は、Juliaの設計・実装の中心人物であるJeff Bezanson氏の来日に合わせ,彼を迎えて第9回目のJuliaTokyoを開催します...!! すごい。
11/17 開催の RubyData Tokyo Meetup は、データサイエンスの分野での Ruby について気になる方には最高におすすめなイベントです。興味のある方は コード懇親会 にも参加してみるのはいかがでしょうか!
Don't Stop Moving
情熱プログラマーの著者である Chad Fowler 氏の基調講演です。
知識の深さ、広さを対比しながらの説明や、集中力について、テクノロジーとファッションを用いての説明など、分かりやすいことと、その表現方法も独特で素晴らしいなと思いながら聴いていました。
発表後には情熱プログラマーの本にサインしてもらい、直接話すことができました。Thank you so much, Chad!
Thank you for great talk and autograph ! #rubyworld pic.twitter.com/MlVHJ36iZ2
— 秒速 (@284km) 2018年11月2日
まだまだ語りきれませんが
- 普段話さない方と直接話すことができたり
- 美味しいものがたくさん食べられたり
- 発表を聴くことでモチベーションが上がり自分の開発が進んだり
と、良いことがたくさんありました。こちらの写真からも分かるように、非常に楽しそうですよね!
RubyConf 2018
来週は RubyConf 2018 に行ってきます。参加して何を思ったかなど、またブログに書こうと思います。