Speee DEVELOPER BLOG

Speee開発陣による技術情報発信ブログです。 メディア開発・運用、スマートフォンアプリ開発、Webマーケティング、アドテクなどで培った技術ノウハウを発信していきます!

第4回 SpeeeKaigi を開催しました!

こんにちは!エンジニア組織推進室の中野です。
Speeeでは、半年に1回、SpeeeKaigi という社内技術プレゼン大会を実施しています。
3月30日に第4回目を無事開催することができましたので、開催レポートを書いていきます!

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SpeeeKaigi とは?

初めは「エンジニアのアウトプット機会の創出、技術でドヤれるようにしよう!」という目的のもと、SpeeeKaigi を企画し、実施しました。回を重ねるにつれ、最初の目的である「アウトプット」はエンジニアが社内外で自主的に実施するようになってきたという背景もあり、今回は以下の目的のもと実施をしました。

  • 技術発見・アウトプットの文化の継続
  • 技術発見力・アウトプット力・技術活用力を高めていく

4回目ということもあり、開催目的も少しずつ変わってきました。SpeeeKaigi を継続していくことで、全体のレベル感をあげ、ゆくゆくは社外にも出していくようなイベントにしていきたい。社内でも、重要な技術の取り組みとして認識され、こういった活動が尊重されるようにしていきたい。という想いをもって企画していきました。
もっと詳しく知りたい!と思ってくださる方がいれば、ぜひ以下のレポート群も一読いただけますと幸いです!

第一回:SpeeeKaigi を開催しました!! - Speee DEVELOPER BLOG

第二回:第二回SpeeeKaigiを開催しました - Speee DEVELOPER BLOG

第三回:社内技術プレゼン大会SpeeeKaigi#3 開催レポート - Speee DEVELOPER BLOG

前回のルールから大きな変更はなし。今回も外部から審査員をお招きし、審査を行ってもらいました。
新しく取り入れたコンテンツは、審査員によるリアルタイムフィードバックです。審査員の皆さんには各エンジニアの発表終了後、良かったところやもう一歩なところなどをテキストにし、専用のSlackチャンネルに投稿してもらいました。
これまでは時間の関係上、全審査員からのフィードバックは聞けなかったので、貴重な機会となりました!ただ、審査員の皆さんは、聞きながら、質問しながら、フィードバックしながら・・・とめちゃくちゃ大変だっと思います・・・!
お忙しい中ご参加いただき、また審査にもご尽力いただき、本当にありがとうございました!!

f:id:kana-nakano:20180405182706j:plain ※左から、桂 大介氏(株式会社リブセンス)、加藤 彰宏氏(スターフェスティバル株式会社)、庄司 嘉織氏(クックパッド株式会社)

発表資料一例

speakerdeck.com


今回の優勝者、二社谷(nishaya)によるブラウザで一緒に音楽をつくるです。
前回に引き続き、ブラウザで実行するシンセサイザー。同時編集ができるようになり、発表中にブラウザを複数立ち上げて変更が即時反映されるところは見ごたえがありました。 裏側には firebase や firestore, フロントは SPA で React/Redux で全体的にモダンな技術が各所にみられました。やりきることが評価される SpeeeKaigi ですが public な場所にも公開され、技術的にもプレゼンテーション的にも完成度高い発表でした!

※前回の発表内容はこちら
tech.speee.jp

SpeeeKaigi で発表された内容は、今後このブログで投稿される予定ですが、一部ご紹介すると下記のような発表がありました。

コールセンターの未来を引き寄せる

弊社が運営する外装リフォーム会社紹介サービス「ヌリカエ」 のカスタマーサポート(CS)を改善するために必要そうな技術を検証してみた話でした。
リアルタイムに横から電話越しに話を聞いてアドバイスできる機能や、通話内容をリアルタイムに文字起こしできる機能が実現されており、Twilio の機能を存分に活かした、コールセンターの未来が垣間見える内容でした!

Next-gen presentation

プレゼンテーションの聴衆からのリアクションをリアルタイムに反映するプレゼンテーションツールの発表でした。プレゼンはコミュニケーション手段の1つであり、プレゼンの時聴衆からのリアクションがないとコミュニケーションが成立しないのではないか?という思いから作ってみたとのこと。
発表中、つまらなかったら手元のボタンを押すと、スライドがどんどん消えていくという作りだったのですが、機能の発表があった途端つまらなくないのにどんどんスライドが消えていくという事象が・・・笑

広告レコメンドにおける多腕バンディット問題の適用と解法

弊社UZOU事業における現状の課題を分析し、UZOUの広告レコメンドへ最適なアルゴリズムを適用することで eCPM を20%ほど向上させることができたという驚くべき成果発表でした。 Speee のエンジニアが Speee で価値あるものを作っていることをまさに証明していた内容でした!

f:id:kana-nakano:20180405214416j:plain ※受賞者のみなさん。ちなみに今回の賞品はガジェットづくし!
左から Nature Remo、ドローン、Kindle Oasis(+ Amazonギフト券)、Amazon Echo、Airpods

うれしい事例

エンジニア職以外の人の参加も6名にのぼり(前回は1名)、テクノロジーへの関心が会社全体で高まっているのを感じました 。そのなかには、実際につくることになった開発案件もありました。笑
SpeeeKaigi がひとつの機会創出になったのかな?と思えるうれしい事例でした。

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まとめ

エンジニアの課題発見力、技術の使い方、プレゼン力が回を重ねるごとにどんどん向上している気がします。Speee は Ruby をメインの開発言語とし、たくさんの方の力を借りながら組織制度・開発体制の刷新や、技術力底上げに力をいれてきました。
現在ではRubyだけでなく、多様な技術、領域で活躍するエンジニアが増えてきています!今後は、どんな SpeeeKaigi だとさらによいエンジニア文化の形成や技術力の底上げにつながっていくのか、を深く考え、企画・実行していく必要があるなと強く感じています。
次回は、どんな形で SpeeeKaigi を実施することになるか、まだまだ未知ではありますが、エンジニアと一緒に、よりよいものをつくっていきたいと思っています!

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