SpeeeKaigiを開催しました(半年ぶり二回目)
エンジニア組織推進室の渡辺です。採用や広報を中心に、開発部をより良くすることをミッションにしています。 本日は半年ぶりの実施となった第二回SpeeeKaigiについて、レポートします。
SpeeeKaigiとは
Speeeで実施される技術のお祭りです。今回でめでたく二回目を迎えました。前回の様子はこちら。
概要
Speeeでは様々な事業部にエンジニアが属しているため、他チームの業務の深い部分まで完全に理解することができないのが課題の一つです。Speeeではエンジニア全体mtgというものが週に一度あり、事業部持ち回りで毎週発表しているのですが、開発部の人も増える中で業務内外問わず、自身の技術をよりオープンに発信する文化にしたい・・
暗黙知が増えることへの打ち手として、あーだこーだ言ってた中で、 「だったら社内で全員発表する機会を創れば良いのでは?」という方向になり、 どうせやるなら本気でやろう。と思い、審査員、賞品を用意して実施したのがSpeeeKaigiとなります。エンジニアによる技術のお祭りと位置づけてます。
プログラム
前回よりも発表時間(7分→10分)を長くし、課題の背景や技術による課題解決をより正しく伝えられる時間構成にしました。 また、カンファレンスを意識しオープニングセレモニーとして、技術顧問の藤さん(@gfx)に基調講演を実施していただきました。
今回の発表テーマは下記のとおりです。Bizサイドのメンバーにも興味を持ってもらうために、このプログラムは事前に公開しました。
エンジニア以外の職種のメンバーも、会場やSlack実況チャンネルに参加してもらうことで、多くのメンバーにSpeeeKaigiのライブ感を知ってもらいました。
審査員
前回同様、審査員には外部の方に協力をお願いし、厳格な審査を行っていただきました。
- ビットジャーニー株式会社代表取締役社長 兼 株式会社Speee 開発部顧問 井原 正博氏
- クックパッド株式会社 技術部長 兼 人事部長 庄司 嘉織氏
- 株式会社リブセンス 取締役 桂 大介氏
審査員の皆様、休日にもかかわらず、お時間いただきありがとうございました。
評価基準
下記のような5つの評価項目で審査を実施。
審査員3名+参加したエンジニアの投票で最終的な順位を決定、という形式にしました。
- 課題解決: レバレッジが効く課題解決をできているか
- 技術的チャレンジ: 規模、速度等において難易度の高い取り組みができているか
- 新規性: まだ一般化していない分野に取り組んでいるか
- ワクワク感: 今後の展開が期待できるか
- プレゼン力: 時間通りか、わかりやすいか、おもしろいか
当日の様子
銅鑼(笑)とともにSpeeeKaigi開催。 (いつか大きな銅鑼を用意したい・・・!)
発表資料一例
id:takanamito による「Siriに身の回りのお世話をしてもらう」の発表資料です。
Siri + Raspberry Pi + IRKitを駆使して、室温を計測し、規定の温度を外れた場合に自動でエアコンを操作して
お部屋の温度を快適に保つ方法について発表していました。
業務内外問わず、バラエティに富んだ発表が多く、第一回以上にクセの強いテーマが多かったのが印象的でした。
SpeeeKaigiはSlackで実況しながらワイガヤやるスタイルで、技術の話(や関係ない話)がガシガシ流れます。 質疑応答のタイムロスを防ぐため、質問もSlack上で集約(質問は:question:をつけ、pinnedし、発表後にまとめて回答)するスタイルとしています。 長時間のイベントになりましたが、最後まで息切れすること無くあっという間に終焉。
審査員も参戦
当初予定していなかったのですが、審査員を務めていた庄司さん(@yoshiori)も急遽、参戦。
終わってみての感想
準備する側は大変だと思うけど、とにかく楽しい。
普段の業務とは異なる場で技術について、アウトプットする機会は純粋によい。
Speee唯一の「がんばる」勉強会
Speeeでは日常的にラフな形での技術共有や、やりたい人が勝手にやる勉強会が行われており、「がんばらない」勉強会を一つのスタンスとして運営しています。
一方で、SpeeeKaigiは非日常的な雰囲気を全力で楽しむために、約2ヶ月ほど前から告知し、準備をしてもらった上で本番に臨む、「がんばる」勉強会と位置づけ実施しています。
そのような位置づけのイベントになるため、企画、運営側も徹底して準備に臨みました。上位入賞者への賞品、長時間集中できるようなコーヒー、お菓子の手配、登壇者のバックボードや垂れ幕など、細部に渡り非日常を楽しむための空間作りを心がけました。
普段ゆるふわなあの人が、キリッとしているこの瞬間は、特異な空間で生まれる一種の非日常であり、その姿勢や内容から、多くの学びが生まれた感覚があります。
短期で連続的にやるとあっという間に摩耗し、霧散してしまうこの手の取り組みは、半年に一度だからこそ続くような気もしています。個人的にはみんなで作るこの空間がとても好きで、「こうして文化が創り上げられていく」、という審査員の方の言葉がとても印象的でした。
まとめ
というわけで第二回SpeeeKaigiのレポートでした!次回は半年後を予定しています。
株式会社 Speee は、まだまだエンジニアを募集しております。
美味しいコーヒーを飲みたいエンジニアの皆さん、ぜひ遊びに来てください。
Speee のラウンジで一緒にコーヒーを飲みながらお話しましょう。