弊社には日報をSlackBOTで送る文化があります

社長室プロジェクト推進室の山本です。

本日も、株式会社Speeeのエンジニアブログをご覧いただきありがとうございます。 今回は、弊社で浸透している文化の一つ 日報 についてご紹介させていただきます。

雑談、相談、愚痴。なんでもオッケーで誰でも参加できるコミュニケーションの場

弊社の日報文化についてご紹介します。

会社の規模が拡大するにつれ、働く階がわかれたりして、同じ会社で働いている仲間とのコミュニケーションを取る機会が減ってしまいます。 世の中にはたくさん働き口があるなか、同じ会社で働いているのも何かの縁。せっかくなら、コミュニケーションを取って楽しく仕事をしたいものです。仕事でコミュニケーションを取るチャンスが少ないならば、その場を作ればいいのでは。考えのもと始まったのが 日報 です。

世の中が今よりもメールを使ってた当時。日報もメールを使って送られていました。

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当時の日報は、 雑談本日の目標 / 達成状況翌営業日の目標プロフィール の4段構えで構築されていました。

Gmailを使ってメールを送ったことがあるならば、分かって頂けると思うのですが、 毎日、同じ4段構えの日報を送るのは結構手間です。ある者は、メールのテンプレートを設定できるGoogle Chromeのエクステンションを使っていたり、ある者は 日報を送ることを諦めたり

Chatopsという言葉を作った代表格「Slack」

時は2016年3月。

社内コミュニケーションツールを集約するプロジェクトが走っていました。 ご存知、ビジネス用途向けのチャットツールとして知られるSlackです。

「どうしたらSpeeeがSlackに馴染めるか?」。その施策として、当時Gmailだった日報のSlackへのリプレイスをすることが決定しました。

  • ストレス無く取れるリアルタイムなコミュニケーション
  • インテグレーションを活用することで日頃のルーチンワークの効率化。
  • どの環境(PC、モバイル)からも扱いやすいアプリ

Slackにはこれらの特徴があるわけですが、その中でも、 BOT を作って業務効率化するケースは良く見聞します。 他社さんですが、例えば下記のような活用の例があるようです。

さて、日報のSlackリプレイスに伴い、 日報を読む・書く作業の利便性向上のため、 乗るしか無い このビッグウェーブに の精神も相まみ、日報自体を SlackBOT化 することとなりました。

2017年6月。 日報BOT(社内では、 NIPPOさん と呼ばれる)はとうとう産声を上げ、無事にリリースされていきました。

NIPPOさんができること

NIPPOさんは下記の特徴があります

(当たり前ですが)日報を送れる・読める

NIPPOさんは、BOTです。 日報を送るためにはBOTとのプライベートチャット上で、日報を綴ります。

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すると、NIPPOさんからこんな返信が来ます。 投稿するボタンを押せば、送信完了です。

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NIPPOさんからのアナウンスの通り、送られた日報は、 全社員が見れる #nippo-all というチャネルに送られます。

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このチャネルに送られた日報が溜まり、全社員の目に触れることができるようになるわけです。

毎日ワクワクして日報を送れる仕組みがある

無機質なやり取りをするBOTなんて面白くないです。なので、NIPPOさんはキャラクター化されました。

どんなキャラクターで、どんなことをしてくれるのか、この記事でお教え出来ないのが辛いところですが、独特な世界観を持つNIPPOさんの素性を知りたければ、是非こちらを御覧くださり、ご入社ください。お待ちしております。

Speee 採用情報

ラフで楽しいコミュニケーションが取れる

NIPPOさんで送られた日報は、 #nippo-all チャネルに送られます。 送られた日報は今まで(メールの時代)どおり、みんなに見てもらうだけ?いえいえ、違います。

Slackのリアクション機能とスレッド機能により、「双方向」で「多角的」で(ラフで楽しい)コミュニケーションができるようになったのです

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最も盛り上がった日報を知れる

日報は、日に数百件送られます。 NIPPOさんには、朔日どの日報が一番反響があったかをランキングにしてくれる、 リアクション数ランキング 機能があります。

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とある日報では、リアクションされた数が478という驚異的な反応を受けたものなどもあります。(歴代1位)

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過去に、 @slackbot が発言した内容がランキング1位に輝いたことも

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翌日のランキングを観てみると...

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計画通りとのことですね。

オキニの人の日報だけ読める

一番反響があった日報のみならず、 自分の上長や、自分のチームメートが書いた日報が気になる場合もあると思います。

そんな方のために、お気に入りの人の日報だけを送れる「NIPPOフォローさん」も登場しました。

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Slackのスラッシュコマンドを使って、フォローする人・解除する人などを設定できます。

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NIPPOさんの構成

たくさんの機能を持つNIPPOさんは一体どのように作られているのでしょうか。 NIPPOさんを構成するアプリケーションは4つに別れています。

NIPPOさんコア

日報の送信、配信。リアクションランキングの配信やユーザ設定を行う

認証用Webアプリ

ユーザ設定には、Slackとユーザ間で認証が必要のためその為のWebアプリを作成

NIPPOさんフィルター

フィルター機能を実現する機能

リアクション収集

NIPPOさんがリアクションランキングを配信するためのデータを収集してくれる

図にすると、下記のようになります。

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認証Webアプリ以外はnode + botkitで動作していて、Google Cloud Platform上のGCEインスタンスと、CloudSQLインスタンス上で動いています。

1台のCloudSQLインスタンスに、4つのアプリケーションが参照します。 マイグレーションをどうするか...みたいな課題はありますが、この構成だと、NIPPOさんにこれ以上の機能が増えても、コア部分にコードを記述すること無く済むので、機能追加は楽です。

またミドルウェアとしてプロセス管理に、 forever、アプリケーション監視に、Sentry、リソースの監視に、Stackdriver、デプロイは、 Capistranoで行っています。

最後に

日報のSlack移行化によって、日報の場が1つコミュニケーションの場となり、NIPPOさんがコミュニケーションツール化しました。 単純に、他の人が1日を振り返った後の日報は面白いものです。 日報を使って、労務や法務の情報を配信する方、結婚の報告をして、その日の日報がその話題で一色になる姿は、 他の会社では観られない姿なのではと思っています。

事業部を跨いで、分け隔てなく、平等に発言と交流の機会が与えられる日報は、 これからも大切にしていきたいですね。