はじめに
この記事は、Speee Advent Calendar 2019の12月24日分です。
ヘルスケア事業部のエンジニアとして、10月にジョインした鈴木と申します。
僕が所属している、ヘルスケア事業部のプロダクト開発の進め方を紹介できたらと思います。
Speeeのヘルスケア事業
ヘルスケア事業はビジネス R&Dフェーズにあり、様々な面で議論をしながら事業を作っています。
事業責任者は、Speee創業者の一人なので、 Speeeのリソースも活かしつつ、トップスピードの意思決定ができています。 (ちゃんと判断材料を持っていけば、すぐに採用の可否が決まります。また、適切な方へのナビゲートも貰えます。)
役員室では無く、自分の正面に座っており、毎日会話もできています。 この会社の規模で、この距離感の近さは中々無いのではと思っています。
どのようなプロダクトにしていくか
Speeeの文化で、面白いなと思っているのが、積極的に外部の人の力を借りるところです。
技術顧問の井原さんは、爆速でSlackのレスをくれます
外部コンサルタントとの連携
ヘルスケア事業のプロダクトも、外部コンサルタントの方と一緒に進めています。 プロダクト作りに対しての重要な要素を教えて頂き、進め方のアドバイスもくださり、 資料をガッツリと作成していただけたりもして、密に連携して進めています。
- MTGの場は週1なのですが、slackでやり取りもできる関係になっています。
エンジニアも外部コンサルタントとのMTGに参加している事で、どのようなユーザーストーリーが必要か、 どのように実現していくかを早期から考える事ができています。 この場には、事業責任者も参加しているので、どんどんと決まっていく場にもなっています。
特に学んだ点として、ユーザーストーリーを考える上で、初日、7日後、20日後、180日後と どういう体験ができていればいいかを考える事が大事とアドバイスを頂きました。 長く使ってもらうためのプロダクトとしては、とても大切な事であり、 自分は機能ベースで考えてしまう事が多く、その瞬間の体験に行きがちだなと反省をしました。
- 下記は、実際に話しながら作っているユーザーストーリーのテンプレートです。
外部の人との壁打ちMTG
また、これはビックリしたことなのですが、社外の人にこれから立ち上げるプロダクトがどんな物かを説明して、 フィードバックをもらうヒアリングを何度も行っております。(僕も数回同席させてもらいました) 様々な意見を貰うことができたし、普段中々関わることができない業界の人の意見も貰えました。
このヒアリングを繰り返すことで、市場のニーズもわかったり、色々とコントロールが効く段階で、 考慮に入れるべき点を出せたりと、非常に良かったです。
- このヒアリングでのやり取りから、初期の実装スコープに入れるかの判断を下せる物もありました。
自分がジョインする前から社外へのヒアリングを行なっており、100名以上の方からフィードバックを貰って進めておりました。(議事録を見ると、色々なMTGもあったんだなって思いました。)
- ジョイン前は、色んなプロダクトの方向性を考えていたと聞いています。
開発チームのキックオフMTG
0 -> 1
の立ち上げなので、開発チームのキックオフMTGではやりたい事を分野、粒度を決めずに各々出してみました。
- 以下の写真が出した結果です。
分野、粒度を決めなかった事で、各々が力を入れたい事がわかったり、 詳細に落とすキッカケになったり、対抗技術を出せたりできました。
- 無邪気に各々のやりたい事をあげるのがいいと思いました。そもそも議論の場に出せるだけで効果があると思います。
この場にはエンジニア以外も参加していたので、今後の組織拡大の観点や、カルチャーの議論も一緒にしました。
- DiSCの案を貰い、ワークショップの開催が決まりました。
DiSCとは組織力を高めるためのコミュニケーションツール。D・i・S・Cの4つのスタイルに分類し、それぞれのスタイルの行動特性をもとに、自己理解・相互理解を促進。 参照:https://www.hrd-inc.co.jp/whatsdisc/
また、ワークスタイルの話も出来たのが凄く良かったです。 (写真の左下にある、時系図が話をしていた時のメモになります。)
- 弊社のエンジニアはコアタイム11:00 ~ 14:00のフレックス
- メンバーの勤怠例)
- 8時に出社するメンバーもいれば、11時ギリギリに出社するメンバーもいたり。
- 14時にランチに行くようにしているメンバーもいたりします。
- メンバーの勤怠例)
今後、どのような技術、手法を選択し、実践したかを別な機会で紹介したいと思います。
終わりに
ジョインして2ヶ月程ですが、SpeeeのMissionとValueを実際に体現できていると感じています。
役員との距離の近さ、外部の力の積極採用は、この規模の会社では中々無いだろうなと思っています。
積極的に仲間を募集しておりますので、興味があればぜひぜひお声がけ頂けると嬉しいです。