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iPhoneアプリの審査を通すには? -iPhoneアプリのリジェクト事例(2013年冬編)

はじめまして、ラーメンマンです。

簡単に自己紹介をしますと、元々SIerでのシステム開発や、Web企業でのWebサービスの立ち上げを経て、Speeeではスマートフォンアプリ事業部で多数のスマートフォンアプリをプロデュースし、リリースしています。

このブログでは、私がスマートフォンアプリのプロデューサーとして経験してきた「企画」「開発」「運用」ノウハウについて、発信していきたいと思います。

本日はアプリ開発でよく悩みの種になる、「審査を通す方法(iPhone編)」について書いてみたいと思います。

公式のレビューガイドライン

まず、みなさんもご存知だと思いますが、基本的なレビューガイドラインはこちらを参考にしてください。

http://www.sirochro.com/note/app-store-review-guidelines/

これをある程度網羅して、「まあそんな変なことやってないし、通るでしょ?」と思いますよね・・・?

私も最初そう思ってました。

しかし、残念ながら、このガイドラインに則っていると思ってアプリを申請しても、申請から2週間後に不幸にもApple様からリジェクト通知が来てしまうことがあります。

「この2週間を返してくれ!」と心の中で叫びながらも、冷静に対処しないと、あなたのアプリが世の中に公開されることはありません。

iPhoneアプリのリジェクト事例(2013年冬編)

我々はこれまで多数のアプリを開発してきたので、ここでガイドラインに書いていない、具体的なリジェクト事例と対応方法を紹介したいと思います。

ぜひ参考にしていただき、有意義なアプリ開発ライフを満喫してください。

リジェクト事例1:itunes connect上の登録内容不正

◯カテゴリがアプリの内容と一致しない

◯アプリ説明文に不正な内容や、意図的なキーワード対策が含まれている

◯タイトルが長すぎる

◯タイトルにiphone,itunesなどの、Appleの商品名が入っている

◯タイトルや説明文にAndroidと入っている

◯keywordsにアプリと関係ないキーワードが入っている

<対応方法>

●タイトル/カテゴリ/キーワードは常識的に見てアプリの内容と一致するように!

●その他、上記に該当する内容は可能な限り避ける!

リジェクト事例2:スクリーンショット不正

スクリーンショットがアプリの内容と違う

スクリーンショットがアプリの内容を表していない

※誇大広告の例

<対応方法>

●誇大広告は避けるように!

●実際の画面を挿入する等、できるだけアプリのイメージが湧くような内容に!

リジェクト事例3:性的コンテンツ

◯アプリに性的コンテンツが含まれている

◯広告に性的コンテンツが含まれている

スクリーンショットに性的コンテンツが含まれている

※アウトな例

<対応方法>

RSSAPIを使って、外部からのデータ取得をしているアプリは、意図せずアダルトコンテンツとみなされる可能性があるため、表示データを制御する、APIにフィルタをかける等の対策を!

●広告に意図せずアダルト系の広告が表示されてしまうことがあるので、どの広告を導入するか慎重に選ぶ!

●無理のない範囲でアプリのRating(itunes connectでの設定)を上げる!

スクリーンショットにゲームキャラを入れる場合は、露出度が無難なキャラを!日本人の感覚で選ぶとOKなものでも、NGと判断されることがある。

リジェクト事例4:OS/端末非対応・素材の不足

◯iOS7で動かない

◯バンドル画像にiPad用のアイコンがない

◯対応端末と書いている端末で動かない

<対応方法>

●審査に必要な素材は1つ1つチェックして、漏れのないように!

●対応端末できちんと動作テストをする!

●非対応の端末は、アプリ説明文に「非対応である」と明記する!

※対応端末の記載例

リジェクト事例5:アプリのクオリティ問題

◯UIや機能がシンプルすぎる

◯β版である

◯Webviewしか使っていない

◯Webからスクレイピングしたコンテンツしかない

◯バグがある

※未完成アプリに見えるバナー例

<対応方法>

●ユーザに直感的に価値を感じてもらえる企画になっているか確認する!

●機能はできれば複数用意する!

●ただのデータ表示アプリにならないよう、何らかのネイティブ機能/端末機能を使う!

●UIは可能な限りiPhone Human Interface Guidelinesに従う!

●β版であっても、「β版です」「この機能は○月○日にリリース予定」と書かない!

●バグなく動くよう網羅的にテストする!

リジェクト事例6:規約表記不正

◯懸賞やコンテストのスポンサーがどこであるか明記されていない

<対応方法>

●主催がアプリの開発会社であることを「わかりやすい場所に」明記する!

●規約にこそっと書いていても、Appleが認識してくれないとリジェクトされることがある。

●とにかく何か特別なイベントやキャンペーンを行う場合は、「Appleと関係ない」と明記する!

利用規約特定商取引法などを他ページに記載している場合は、関係のあるページから小まめにリンクを貼る!

※規約の記載例

リジェクト事例7:ランキング操作

◯アプリ内で、インセンティブを与えて他社のアプリを意図的にDLさせ、ランキング上昇させようとする

◯招待IDや招待報酬でレビュー数を稼ごうとする

◯過剰なレビュー誘導を行う

◯特にコンテンツがなく、アプリの紹介をするだけが目的のアプリである

<対応方法>

●インセンティブを与えてアプリをDLさせないように!

●意図せず上記のような見え方になることもあるので、特に意図がない場合は「誘導が過剰でないか」を一般的な目線で確認する!

以上、大きい事例としては、このような内容になります。

リジェクト通知が来てしまったら、どのように対処すればいいか?

それでは不幸にもリジェクト通知が来てしまったら、どのように対処すればいいでしょうか?

このようなポリシーで対応すると良いと思います。

  • 指摘箇所については、規約に則るように修正し、再申請する。修正した箇所はきちんと示す。
  • 上記のチェックリストを元に、アプリを網羅的にチェックする。一度リジェクトされて直しても、また別の理由でリジェクトされることもあり、時間がもったいないため。
  • リジェクト内容が納得のいかないものであれば、きちんとApple担当者に主張する。主張が通れば通してもらえることもある。

最後のところはがんばって英語で主張しましょう。

熱い思いを込めれば通った、という事例も聞きます。

まとめ:iPhoneアプリの審査を通すには?

上記に事例を記載させていただきましたが、リジェクト理由も日々新しい事例が出てきており、「これをやれば完璧」というものはありません。なので、マーケットに出ている最新のアプリを眺めて「これであればOKなんだ」と調べることをオススメします。

ここでポイントなのは、古いアプリではなくできるだけ新しいアプリを調べることです。

昔と審査の基準も変わっているので、昔、通っていたものが今は通らなくなっているものもたくさんあります。

とにかく規約を読み込んで、開発段階で自然にエラーを排除できるぐらい、Appleの思想に心酔しましょう。そうすればきっとAppleの審査担当者はあなたに共感してくれます!