Speee DEVELOPER BLOG

Speee開発陣による技術情報発信ブログです。 メディア開発・運用、スマートフォンアプリ開発、Webマーケティング、アドテクなどで培った技術ノウハウを発信していきます!

新卒エンジニアが経験したSpeeeの実態

こんにちは、Speeeのヌリカエでエンジニアをしています。21卒の染谷です。
学生の皆さん、突然ですがエンジニアとして会社で働くってどのようなものか想像できますか??私は開発系の長期インターンやアルバイト未経験だったので、学生の頃はなーんにもわからなかったです!!!
今回は新卒2年目になったということで、1年間仕事をしてみてどうだったのか、Speeeで仕事をするとはどんなものかを裁量権という切り口から実態を取り上げ、少しでも働くということが想像できればと思います。

この記事を読めば、私はSpeeeは楽しく働けているぞ!ということがわかります。

私のバックボーンや何故Speeeに入社したのか、より詳しくはこちらのエンジニア新卒採用サイトへどうぞ。

newgraduate.speee.jp

はじめに

現在、私は新卒採用のイベントや面談で学生とお話する機会があり、私自身も学生の頃、同じようなこと聞いてたなー気になるよなーと思いながら、私の観点からSpeeeはこうだよと実体験を交えながら紹介をさせてもらっています。
この記事で裁量権にフォーカスを当てようと思ったのも、よく聞かれるのでどうせだったらブログにして読んでもらったほうが理解にズレがなく伝わるんじゃないかなと思ったのがきっかけです。それと採用イベントって1人の学生と話せる時間が短いんですよね、なのでこの記事でより理解してもらえればと思っています。


本題の前に私が学生だった頃の話をさせてください。学生時代に私がどのような経験をして、どのようなことを思っていたのか。そのことを知ってからこの記事を見て頂くと、より一層想像できると思います。また、前提が違うのであれば、読んでいるあなたにとっては私とはまた違う感想を抱くと思います。

学生時代

私は大学時代はプログラミング系のサークルに所属していてUnityC#でゲーム制作などしていました。リーダーを務めていましたが他にやる人が居なかったからやっていた、あるあるパターンです。
リーダーなのでマネジメントのようなことも兼任していたのですが、他のメンバーでやる気のある人はあまりおらず、プログラミングをするのが好きなのも相まって私自身が頑張ってなんとか作品を完成させていました。


そんな中、他大学の学生と1年間プロジェクト活動をする機会があり、そこで初めてやる気のある人と一緒に開発し「意見出し合いながらなにかをつくるって楽しいな」という経験しました。
このような経験から、私はやる気のある人たちと働きたい。自分の手を動かしてプログラミングしたいと思ったのでベンチャー会社に就職したいと思っていました。
また、SIerが候補から外れているのは、自らの手を動かしたい。早く成長したい。裁量権を持って自由に働きたいと思ったからです。

Speeeの組織体制

Speeeで1年間体験した実態を紹介する前に「裁量権」 という言葉はいろいろな意味合いで使われることがあるので、この記事の中ではこういう意味で取り扱うという前提を明示します。

  1. 役職に関係なく自由に発言ができる
  2. ビジネスとの距離が近い
  3. 立候補すれば開発したいタスクをできる
  4. 自分のやりたいように仕事を任せてもらえる

1と2は裁量権という言葉からはちょっと違うなと思いましたか?今この文章を見ると私もそう思います。当時の私としては垣根がなく自由ということでそのようなことを思っていました。1と2をより正確に言葉に表すのであれば「無責任範囲」と言えば良いでしょうか。

また、Speeeではプロダクト単位で開発をしているので、誰がどのようなことを役割として持っているのか簡単にチームメンバーの紹介をします。


プランナー🤓
ユーザのことを一番知っているビジネス職の人。どのようなことを実現すればユーザに価値を届けられるのかを考え、要件の元となるアイデアを出す。プロダクトオーナーとも言う。


エンジニア👨‍💻
実際にプログラムを書く人。エンジニアリングの観点からどうしたらユーザに価値届けられるか考える。
1週間に1時間ある会議で、プランナーが持ってきたアイデアを議論し、ユーザへ価値を届けるためにはこの機能作ったら良いのではないかと話し合って要件を考える。

実態

実際働いてみてどうかと言うと理想通りに働けています。
後ろの席に居るプランナーと話し合いながら、つくる意義を聞きながら開発しています。
社内メールのお作法はこう!とか、完全に要件化されたものが上から降りてきてそれをコーディングするだけ!ということは一切なかったです。
開発してるときに疑問点や改善点が出てきたらプランナーに対して、slackでメンションつけてメッセージや直接席に向かって口頭で会話しています。 プランナーにはいつも忙しいところ時間とってくれて感謝です 🙏

役職やビジネスとの距離(1, 2について)

Speeeの人は皆、目的思考を持っていて目的を達成するためには何が必要かを考えながら会話をしています。役職は関係ないですし職種すらも関係がないです。プランナーの専門分野とエンジニアの専門分野をそれぞれ尊重し、意見を出しつつユーザにとって良いプロダクトになるよう開発しています。


「ユーザの要望を分析するとこんな機能あったら良さそう!」とプランナーがアイデアを持ってきたとして、エンジニアはその案をそのまま鵜呑みにして開発することはありません。「この機能は本当に必要なのだろうか」「このコンテンツを作成すると重い処理になり、ページスコアが落ちて結果的にSEO下がりそう。他の方法はないのだろうか」と話し合います。
開発するという手段はエンジニアの専門領域です。責任を持って目的(プランナーの実現したいこと = ユーザの価値)を達成するためにどのような開発をすれば良いのかと意見を出します。長いと1~2時間かけて話し合うこともあります。


また、営業職が同じフロアに居るので電話していない暇そうなときを捕まえて「この機能実際にクライアントってつかってくれていますか?」「なにか不満言っていませんか?」と聞いたりもします。

業務・責任領域(3, 4について)

好きなようになんでもやらせてもらえます。
「事業として成果出したいから今週はこれらのタスクを完了したい」とプランナーから提示されるのでその中からやりたいタスクをエンジニア同士で相談して自身がやるタスクを決めます。
Speeeではスクラム開発を採用しています。スクラムではチームとしてスプリント(私のチームでは1週間)を走り切るのが大切です。そのため自分の作業だけが終われば良いという訳ではなく、チームメンバーの誰かが苦戦しているのであればペアプロするなり、詰まっている点をGithubにpushして早期レビューするなどチームで走りきる工夫をしています。
スプリントをやりきるためにはどうするかエンジニア同士で相談し「誰がどのタスクを担当しようか」「私はこのタスクチャレンジしてみたいけれど、苦戦するかもしれないのでサポートお願いします」みたいな風にやるタスクを決めています。


また、語弊がないように言っておくと好きなようになんでもということは「最新の技術使いたいからそのライブラリ使って書き換える!」ということが自由にできる訳ではないです。もちろんその最新技術を使うことで今後の開発がやりやすくなって長い目で見ると開発スピードが上がる、SQLのパフォーマンスが向上してページスコアが上がるなど事業的なメリットがあるのであれば別です。


実際に私も「リファクタリングしたいです。何故なら今後の開発しやすくなって総合的に開発スピードが上がるからです」と打診してリファクタリングしたことがあります。自身のスプリントが早めに終わり、チームメンバーも特に苦戦していないようであれば改善系のタスクに取り組むこともあります。
コンテンツ追加をがしがしやっていると中々時間が取れないので、毎週ちまちまリファクタリングやエラー修正などをやっています。リファクタリングしたい箇所や気になったエラーはGithubのissueに自由に書き出して、そこから選んで開発しています。


このように事業として成果を出すためにどのようなシステムにていけば良いのか考えつつ、大きなものは打診してというやりたいように仕事を任せてもらえます。

まとめ

ということで私が学生の頃に「これある環境良いなー」と思っていた1~4をSpeeeでは満たせているので、実際に楽しく働けています。
つまりユーザ価値を考えてプロダクトつくりたいならばSpeee良いぞという話です。
読んで頂いた皆様がSpeeeで働くことを想像できていれば幸いです。


最後に宣伝です。
Speeeでは24卒エンジニア向けにインターンシップを開催します!
アルバイトのように実務を経験できる訳ではないですが、Speeeらしさを体験して頂く内容となっているので、Speeeに入社したらどのように働くのか体感できます!
この記事を見て少しでも興味を持ってくれた方が参加してくれるのを待っています。

speee-recruit.snar.jp


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