架電芸人エンジニア*1の西(id: kohtaro24)です。最近スマホをiPhoneからBlackBerry KeyOneに変えました。物理キーボードの重量感を楽しんでいます。
現在はRubyKaigi2018に参加するためはるばる仙台まで来ており、RubyKaigi2018の二日目に開催されたコード懇親会についてレポートしたいと思います。
コード懇親会
"コード"懇親会ですのでイベント概要もGithubリポジトリ上で公開されています。 github.com
以下の引用にあるように、コード懇親会はお酒ではなくコードを媒介して懇親することをコンセプトに設計されています。
スポンサーをSpeeeが努めさせていただき、クリアコードの須藤(@ktou)さんにイベントコンセプトやデザインをリードしていただきました。
Rubyは楽しくプログラミングできることを大事にしているプログラミング言語です。みなさんも、いつもRubyで楽しくプログラミングしているはずです。だったら、いつものようにコードを書きながら懇親すると楽しそうじゃないですか!
これはよくある懇親会ではありません。よくある懇親会は参加者同士がお酒を飲みながら話をして交流します。コード懇親会は参加者同士が一緒にコードを書きながら交流します。せっかく他のRubyistと直接やりとりする機会です。一緒に開発して楽しみましょう!
Rubyist同士だからこそRubyという共通言語を通じて交流しよう!ということですね。 何かを一緒に開発するという経験が積めると、その後も参加者同士の交流が続きそうでいいですね。
お酒だと結局話すキッカケをつかめなかったりその場だけのコミュニケーションになりがちですからね。
お酒じゃなくてコードを交わそうぜ!っていうのが面白いコンセプトだと思います。
ま、お酒もちゃんと出るんですけどね
コード書いてるだけだとコミュニケーション固くなりますからね、お酒も重要なエッセンスには違いないです。
当日の様子
まず会場を設営します。 今回は楽天仙台支社の方々に会場提供いただきました。本当にありがとうございます。
参加者の方々がぼちぼちやってきました。
須藤さんから参加者への説明があり、今回取り組んでみたいことなどをヒアリングした上でテーマ(Gem)ごとにグループを割り振っていきます。
取り組みたい内容について相談した上で、関連がありそうなテーマを持つグループがあればそのグループに加入。もしテーマに該当するグループがなければ新しく作ります。
参加者にはRuby Commiterの方々やMatzの姿も。
瞬く間に会場はRubyist達で寿司詰め状態に。 会場の人数キャパを超えてしまったので急遽机を増やしてもらったりしました(楽天さんありがとうございます)。
グループが揃い次第、各自でコードを書いたり懇親するなど自由に始めます。
グループの進行の仕方はそれぞれで、
- Gemの実装をみんなで追いかけたり
- Gemをみんなで作ってみたり
- Gemのバグをみんなで潰したり
あるいはGemの作者が直接実装を説明してIssueを共有したりなど、取り組み方は多種多様でした。
須藤さんも適宜介入して相談に乗っていただいたり。
Rubyの記法に関して疑問点が出た際、Matzを召喚して仕様の背景を直接説明してもらうような場面もありました。 開発者本人と気軽かつ具体的な話ができるのは、コード懇親会ならではの利点だと思います。
会場の出入り口付近のカウンターにはお寿司やお酒とともに須藤さんがスタンバっています。 食料を取りに来た参加者同士の交流の場にもなっていました。
そんなこんなで2時間の懇親会はあっという間に終了し、 最後に集合写真を撮り、フィードバックアンケートを提出して解散となりました。
アンケートの提出方法はcode-partyのリポジトリ内のYAMLテンプレートをコピーして、PRを作成するという方法。"コーディング"に徹底してますね。
例:https://github.com/speee/code-party/pull/45
参加者の感想
code-party/feedback にありのままの感想が書かれています。OSSって感じでいいですね。
個人的には「RubyKaigiの発表を聞いて、コードを書きたくてウズウズしてたタイミングだったので良い機会だった」というような感想が聞けて最高やん!ってなりました。
今回のコード懇親会の企画についてはクリアコードさんのブログでも触れていただいているので、是非御覧ください。
*1:コールセンターシステムばかり作ってるのでこんなあだ名が付きました