Speee DEVELOPER BLOG

Speee開発陣による技術情報発信ブログです。 メディア開発・運用、スマートフォンアプリ開発、Webマーケティング、アドテクなどで培った技術ノウハウを発信していきます!

エンジニアイベントを5ヶ月間運営してみて

さくっと自己紹介

Speee人事のid:kana-nakanoです。実は人事(採用)のお仕事は初めて。
加えてエンジニアと一緒に働いたことがないので、エンジニア文化に馴染みがない。
そんな私がエンジニア採用をすることになって、メインで担当したイベント運営について、学んだこと・感じたことを書いてみました。

大事な3つのこと

イベント運営のノウハウは多岐に渡り、このオペレーションをエクセレントにしていくことはとても大事なのですが、私は特に、「Why(何を目的にするのか)」を決めた後の「What/Who/How」について学びが多かったので、その中で大事だなと感じた3つのことをシェアします。

ちなみにこれまでにSpeeeが実施したイベントとこれから実施予定のイベントです。

イベント名
内容
Speee Cafe Meetup #01 コーヒー好きエンジニアによるRuby勉強会
Speee Cafe Meetup #02 OSS開発の始め方やその中での学びをテーマにした勉強会
Speee Cafe Meetup #03 基盤開発における各社の取り組みをテーマにした勉強会
Speee Cafe Meetup #04 不動産系サービスの開発裏側について(ReTech)
Speee Matz Meetup #1 Speeeの技術顧問であるまつもと氏を招いての質問大会。12/15(木)実施予定。
Shippai Night~挑戦したから失敗がある~ 失敗の振り返り、そしてそこからの学びを共有して頂くイベント。12/19(月)実施予定。
①What:どんなテーマでやるか

社内外問わず、多くのエンジニアに「どんなテーマだったら参加したくなるか」をヒアリングさせてもらいました。

  • 絞り込んだ具体的な技術の話
  • 登場して新しく、まだネット上でも情報が少ない技術やツールの話

言葉は違っていても、総じてこの2つが多かったかなと思います。 1番多かったのは「絞り込んだ具体的な技術の話」という意見。それはその人が今扱っている技術だったり、そこでつまづいていたりして、そのイベントに参加することで知見を深められるから。そりゃそうだ、素直に納得。

次に多くいただいたのが、「登場して新しく、まだネット上でも情報が少ない技術やツールの話」という意見でした。 そこでしか得られない情報があるから足を運びたいと思う。これまた深く納得。

前者で良かったなと思う例は、11月17日に実施したSpeee Cafe Meetup #03でしょうか。
「基盤開発における各社の取り組み」というテーマで実施したのですが、「基盤開発」という技術分野といえばかなり幅広いのですが、直面しているフェイズが異なる各社の取り組みという点に焦点を当て、その話が聞けるという部分が参加者にとって好評でした。

tech.speee.jp

ということで、今後もこの2つを意識したイベントを考えていきたいと思っています。
そんなテーマがぱっと思いつくように、自分のアンテナを張りめぐらせることができるようになったらベスト。ベターはエンジニアがワイガヤしているのテーマを早くキャッチアップできることようになること。ワーストはわからない、気づかないことじゃなくて、気づいても調べない・理解しようとしないことかなと思っています。
とりあえずベターを目指して、色んな情報に敏感になっていきたいです。

②Who:誰と/どの会社と一緒にやるか

え?他力本願??そんな風に思われそうですが、現在のSpeeeの、テクノロジーカンパニーとしての立ち位置を踏まえると、集客したときに目標人数が集まらなかったり、直前のキャンセルが多いのが現状です。

ここもヒアリングをさせていただきました。
1番多かった意見は「自分の興味のある技術分野で突出している人が登壇するイベントなら参加する」でした。 イベントはそんな人の話が直接聞けること、また会えることがメリットですよね。そしてそんな人たちが登壇するイベントは、目の前の業務より優先度があがるわけで、「業務終わってないからやっぱりキャンセル....」みたいなことはぐっとおこりにくくなります。

また、誰とやるかと同様、どの会社と一緒にやるかも重要だという意見も多くいただきました。登壇する人、ではなくその会社がもっているプロダクトの話を聞いてみたいというのも一つですよね。

現段階で、誰と/どの会社と一緒にするかは私たちにとってはイベント企画において大事なポイントです。自分たちの認知度をあげる目的だけでなく、そんな人たち/企業が登壇するイベントだからこそ、参加者の満足度も高くなると感じています!

これからも、その技術分野の第一人者だったり、技術力に定評のある企業様と一緒にイベントしていきたいので、出たいと思われるようなテーマ・コンテンツを企画していきたいですし、運営も頑張っていきたいと思います。

③How:エンジニアと一緒に企画する

ここが1番大きな学びだったかなと感じています。
エンジニアイベントや勉強会って、エンジニアが主役ですよね。エンジニアが満足するイベントを、エンジニアの意見を聞かずにつくることは出来ないということに数回実施してようやく気づきました(遅)。

その気づきと合わせて、少し前に「盛り上がる(満足度の高い)イベントは、その会社のエンジニアがたくさん参加していて、話したい分野で話したい人がいてくれるようになってる」という意見をもらい、イベントの参加や懇親会の盛り上げを担ってくれるエンジニアをアサインするようになりました。それだけでも当日の雰囲気であったり、アンケートから参加者の満足度があがったのではないかなと感じてます!

ただ、当日の参加お願いします!って言われたってエンジニアだって具体的に何すればいいかわからないし、それって何のためだっけ?みたいな気持ちになるはず。

ですので、来たる12月19日(月)のイベントShippai Night~挑戦したから失敗がある~では「目的は何で、どんなイベントにしていくか」という段階からエンジニアに携わってもらっています。この部分から一緒にやることの重要性を日々実感しています。むしろこの部分が1番大切なのになぜ今まで一緒に企画してこなかったのかと反省...。

エンジニア視点で何が良くて何がイマイチなのかを納得しながら進めることができて、とてもいい経験だなと感じています。そして何より楽しいですね。複数人でやるからこそ意見が割れて時間もかかったりしますが、全員が真剣にやっているので悪い方向には進まないです。

独りよがりのイベントにはしたくない、参加者もだけれどもSpeeeエンジニアにも「自分たちの会社、いいイベントするじゃん。参加してよかった。」って思ってもらえるようなイベントをし続けていくことが当面の目標です!

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最後に

長々と技術以外の内容を読んでいただきありがとうございました!
id:kana-nakanoに会ってみたいと思ったそこのあなた。Speeeが隔週で開催しているもくもく会に参加してもらえれば、ほぼいます。もくもく会に興味のある方はコメントください!Speee ラウンジで実施しています。
以上週末ヒロイン改め、週末ラウンジお姉さん(自称)でした!